https://x.com/naoya_fujita/status/2001262654678253687┗注意頂きたいのは、藤田直哉氏が「ネトウヨ」等ではなく、どちらかというと左派リベラルの批評家であるということだ。果たして藤田氏は『BBD』(←映画の方)だけではなく、『Black Box』(←書籍の方…

「音楽」、について

昔(学生の頃)から、「音楽」が苦手だった。何故かというと「音楽」というものの<全体>がよく分からないから。(21世紀初頭に大学に入学した際には、「音楽」に詳しい人が100人いるとしたら、「映画」に詳しい人は10人で、「文学」に詳しい人は1人だ、と…

https://x.com/jokyo_from1968/status/1994045198817771577 ┗廣松渉が創刊に関わり、日本で本気を共産主義革命を目指すための媒体であったはずの『情況』だが、創刊から半世紀以上経ち、現在では特定のネット民を全力で煽っていくスタイルの雑誌となったこと…

政権交代に関する覚書

①日本新党について1993年に55年体制を終わらせ、自民党が結党以来初めて野党となった非自民連立政権だが、その中核となったのは、「近衛の孫」こと細川護熙が設立した日本新党だった。「日本新党」とは何だったか?を2025年現在に説明するとしたら、それは「…

先週土曜日のホラー小説入門トークイベントで一番面白かったのは、「リミナルスペース」(https://www.filmart.co.jp/books/978-4-8459-2400-4)に朝宮さんが言及した箇所だった。ホラーものでは「因襲村」等々、人/地域に対する差別的要素が入ってきてしま…

会社なり、その他の場所なりで、どこから情報を仕入れているか聞かれることがままある。変なニュースばかり知っているからかと思う。私の情報源の変遷。◆90年代後半:実家でとっていた朝日新聞を毎日読む勤勉な少年だった。その後の人生で、これほど真面目に…

『どうすればよかったか?』、まずタイトルが良い。統合失調症の家族をテーマにしたドキュメンタリー作品であり、『どうすればよかったか?』というタイトルであるならば、「何が良い解決方法だったのか、考えると中々難しいですね・・・」というオチになる…

8月31日に今更ながら『花束みたいな恋をした』を観た。衝撃を受けた。2010年代後半の東京という、私の生きた同時代・同地域の出来事を映しているのに、その社会の見えかたが自分とは全く異なっていたから。この映画では、大学生であった主演の菅田将暉&有村…

『けものがいる』に関する覚書

8月3日に『けものがいる』を観た。ヴェネチア国際映画祭では『哀れなるものたち』と評価を競ったらしいが、私は『けものがいる』の方が面白かった。特にラストが素晴らしい。しかし各種映画レビューサイトでは評価が低く、シネマテーブルで採り上げた際に…

『ノスフェラトゥ (2024年)』に関する覚書

『ノスフェラトゥ』をそのリメイク元である『吸血鬼ノスフェラトゥ』と比較して最も顕著なのは、主人公の妻「エレン」の存在の大きさだろう。『ノスフェラトゥ』はその冒頭からエレンの描写で始まり、末尾もエレンの描写で終わる。確か『吸血鬼ノスフェラト…

『憐れみの3章』に関する覚書

昨日、『憐れみの3章』を観た。面白かった。今まで観たヨルゴス・ランティモス作品の中で、最も面白かった、と思う。 『憐れみの3章』の、どこが面白かったか?ランティモス作品を全て観ている訳では無いが、『憐れみの3章』はこれまでのランティモス作品と…

白鶴美術館(https://www.hakutsuru-museum.org)は勉強になった。中に展示してある美術について勉強になったわけでは無い。そもそも白鶴美術館に行こうと思ったのは、丸谷才一&山崎正和の『日本の町』「西宮 芦屋」の章で、日本にも例外的に阪神地域にはブ…

黒沢清監督『Cloud クラウド』の感想

前提として、私は黒沢清の良い鑑賞者ではない。黒沢清は多作ということもあるが、黒沢清監督作品の半分も観ていないし、世評通り最高傑作は90年代に製作された『CURE』だと思っているが、私自身の映画ベスト100を作っても『CURE』はその中に入らないだろう(…

フジテレビが大変なことになっているみたいですね。テレビを持っていないので自分では分からないのですが、土曜日に知人と話していたらフジテレビのCMはACばかりだという話を聞かされたので、「ネットの情報」だけではなく、本当にそうなんでしょうね。でも…

過去四半世紀で観た展覧会で記憶に残っているもの十選(後編)

6.キリンアートアワード2003@ヒルサイドフォーラム(2003年10月15日(水)~11月9日(日)) https://compe.japandesign.ne.jp/report/kirinaward03/「キリンアートアワード2003」に出展された K.K.による『ワラッテイイトモ、』の存在を初めて知ったのは…

別に日本庭園縛りで旅行の日程を経てた訳では無かった。旅行のスケジュールを立てている内に自然と、修学院離宮・無鄰菴・桂離宮と、近世・近代の日本庭園を観歩くような内容となってしまった。私は日本庭園については全く詳しくない。ほぼ何も知らないとい…

https://x.com/Iumo13/status/1864516806096130053衆院予算委員会で野田・立憲代表が石破首相に質問する動画を見ながら、そしてそのツイートに付けられる「イギリスの議会みたい」とのコメントを読みながら、そして内外の政治情勢を考えながら、かつてジョン…

◆『荒野の用心棒』:イーストウッドが帽子を指で触る(撫でる)癖が、「ルパン三世」での次元大介に似ていたので、『カリオストロの城』を思い出した。似ているのはイーストウッド/次元大介だけではない。黒澤の『用心棒』(こちらは高校の頃に観ている)と…

未だに福田和也が死んだことを考えている。(https://www.youtube.com/watch?v=2LsaysRaaOQ ←この番組でN君が宮台真司の退官記念論文集への寄稿者が二人しかいなかったと言っている問題と、私の福田和也への印象は通底している) 例えば1965年に若くして亡く…

福田和也が死んだか・・・20年ほど前になるが、彼のゼミに在籍していたこともあったし(つまんないので3か月ほどで辞めたがw)、参加学生数ひと桁の彼の授業(授業名は「サブカルチャー論」だったが、内容は明治期の反政府運動(自由民権運動)に関する裁…

数日前にニナ・メンケスの『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』を観た。https://eiga.com/movie/101460前提として、極めて明快かつ啓発的な内容であり、映画に関心はなくとも観るべきで、Eテレで放映して義務教育中の中学三年生くらいは全員観た方…

『純粋理性批判』、私はこう読んだ。

序夜:過去半年の振り返り 『純粋理性批判』(光文社古典新訳文庫・中山元訳)の本文のみならず、副読本としていた御子柴善之『カント 純粋理性批判』も漸く読み終わった。過去半年の間に『純粋理性批判』及び副読本としていた読んだ本(3冊)の総頁数は①石…

私が早川義夫のアルバム名『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』(https://www.youtube.com/watch?v=JUCJr73cH5Q)というワードを始めて見聞きしたのは、早ければ高校生の頃だったかもしれない。まだギリギリ20世紀だったような気がする。当時は『か…

年末年始 業務週報

12月31日(日)大掃除の後、紅白を1分程度(※)観て、その後はあややの「ドッキドキ!LOVEメール」(2001)を100回程度リピートして新年を迎える。(※)この時点で過去20年間に私が観た紅白の総時間は1時間未満。過去20年間、毎年1~2分程度は紅白を観るが、…

過去四半世紀で観た展覧会で記憶に残っているもの十選(前編)

(注)「記憶に残っているもの」は「良かったもの」ではありません。特に良くは無かったけれど、「記憶に残っているもの」も載せています。 1.日本ゼロ年@水戸芸術館(1999年11月20日[土]〜2000年1月23日[日]) https://www.arttowermito.or.jp/gallery/l…

愛の生活・森のメリュジーヌ (講談社文芸文庫)作者: 金井美恵子,芳川泰久出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/08/08メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 13回この商品を含むブログ (46件) を見る表題作である短編「愛の生活」のみ読了。 金井美恵子を読んだ…

マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1999/06/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 54回この商品を含むブログ (76件) を見るこの中の「マイノリ…

新学期忙し杉。 今週末になれば、本も読めて更新もできるようになるでしょう。

コンテンツの思想

コンテンツの思想―マンガ・アニメ・ライトノベル作者: 東浩紀,伊藤 剛,神山 健治,桜坂 洋,新海 誠,新城 カズマ,夏目 房之介,西島 大介出版社/メーカー: 青土社発売日: 2007/03/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 120回この商品を含むブログ (98件) を見…

開会の言葉

頭の中ではいろいろなことを考えていて、たまにいいアイディアを思いついたりもするんだけど、頭の中に記憶しているだけではすぐに忘れてしまう。 最近そういうことがすごくもったいないと思い始めたので、再び(というか四回目くらいになるけど)ブログを始…