2004-05-20から1日間の記事一覧

三 コミュニケーション行為と討議

1 討議においては、言語的発言だけが主題として許される。たしかに参加者の行為や自己表出は討議に伴いはするものの、それらは討議の成分ではない。そこでわれわれはコミュニケーション(あるいは談話)の二つの形式を区別することができる。一方はコミュニ…

二 語用論的普遍態

1・2 発話状況の一般構造に関係する部類の語彙 (一)人称代名詞 (二)談話を開始したり、語りかけたりするために使われる言葉と言いまわし ex.呼格、警護 (一)(二)は話し手/聞き手と対話への潜在的な参加者に関係づけられている (三)指示的表現、指示代名詞…

一 コミュニケーション能力と言語的能力との境界設定について

1 談話状況の構造(言語に依存しながらつくり出される)を、言語表現(談話状況において使用される)から区別するために、私(ハーバーマス)は発言と文との区別に注意しておきたい。 2 条件が標準的であれば、どのような談話状況にも普遍的成分が繰り返し現われ…

ハーバーマス「コミュニケーション能力のための予備的考察」のレジュメ

前半部分だけですが、できました。後半は数日中に仕上げます。 全体的には、何でハーバーマスが真と偽の区別にここまでこだわるのかがよくわかりませんでした。今だから言えることなのかもしれませんが、正直カルト@宮台っていう感じがしました。やっぱりハ…